DELTARUNEのすごさ(ネタバレレビュー)

10月31日にUndertaleの続編、DELTARUNEがサプライズ発表された。
そのネタバレ解禁が11月1日の22時ということで、ちょうどその時間にレビューを公開しようと思ってこの文章を書いている。以下にレビューを記す。

まず宣伝のやり方がすごい。
Undertaleの公式アカウントがガスターらしき人物の口調に置き換わり、
「イクツカ 質問ヲ シマス。」「[24]時間後ニ 再ビ ココヲ 訪レテ クダサイ。」と謎めいた発言。

アンテアカウントss

24時間はファンを焦らす時間として絶妙だった。
twitterでバズるのに十分な時間、なおかつ掴んだファンの心が離れない程度に短い時間。
そしてタイムラインがざわめくのを見るのが楽しい時間でもあった。
この焦らしからすでに楽しかった。

そして24時間後、不穏なメッセージ文とともに公開されたソフトウェアの名前は「SURVEY_PROGRAM」
survey_program_スクショ
調査用プログラム?
地味な名前、そして地味なインストーラーだ。
そういえばツイッターでも「質問をします」とか言ってたし、アンケートの後で新作のトレーラーが流れるのだろうか。
まあToby Foxの新作の発表なら、なんであれ衝撃的だろう。
そう、この微妙な期待感もまた、広報担当者の手のひらの上だったのだ。実際はもっと巨大な代物だったというのに。

! ここからネタバレ !

このネタバレはサプライズの楽しみを奪います。
SURVEY_PROGRAMを終わらせた人のみ続きを見てください。
事前に前作のPルートを終わらせておくとなお良いです。

 

 

 

その正体とは、DELTARUNEのチャプター1、まるごとフリープレイである。
まさか。すごすぎる。
「新作のトレーラーかな? ワクワク」という期待感はやすやすと飛び越えられた。
ド級のサプライズ。あたかもトランポリンで遊ぶはずが、いつの間にかロケットに搭乗していたかのような衝撃。広報担当者による期待値コントロールは見事というほかない。地味な名前で期待値をちょっと下げたのが絶妙だった。おかげで期待と現実のポジティブな差で宇宙へ吹き飛んだのだ。
そしてゲーム内容もぶっ飛ぶほど良かった。旧作から引き継いだ要素も、新しい要素も最高だった。

新要素に言及する前に、旧作から引き継いだ要素について話そう。
アズリエルが生きている世界線! モンスターと人間たちが地上で幸せに暮らしてきた世界線! Undertaleの個性的なキャラクターがしっかりと受け継がれた世界! ファン大歓喜である。ちょっと洞窟の世界とは違うこともあるけど(アルフィーがザ・シンプソンズを好きになるなんて誰が予想しただろう?)そこに驚くのも一興。世界線を変えてもキャラクターの深みはそのままだ。

ss19.PNG

新キャラクターも魅力的で、敵キャラ一人一人と会話して個性に触れることができるのも前作同様に愛らしい。

そして弾幕がパワーアップして帰ってきた。
キレッキレで避けるのが楽しい弾幕、非戦闘時でもマップ上に現れる弾幕、そして弾幕でキャラクターの個性や感情を表現するやり口はチャプター1の中だけでもこれでもかと発揮されている。

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上の場面の戦いでは、あえて当たらない弾幕を展開することでランサーの苦悩が表現されていた。
命の危機にあってなお、友を殺したくない。感動的なシーンだ。

次に新要素! これも最高だ。
共に戦う仲間がいる。しかもただの仲間じゃない、より複雑な、言うことを聞かない仲間だ!
スージィがプレイヤーの意に反して斧を振り下ろした時、私は神ゲーを確信した。
味方には問題児がいて、敵は何らかの事情で襲ってくるが、ラルセイは敵のHPをゼロにしたくないと思っている。
異なる思惑が行き交う、これは人間的なドラマだ。
人間的なドラマ、これを通常戦闘で表現できることの驚きよ!
さらに敵との会話だ。敵キャラに愛らしい個性が出るのはもちろん、今作はACTコマンドで味方が喋るのだ。
この掛け合いのなんと楽しいことか。

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上の場面はモンスターを口説くラルセイ。
プレイヤーまで心打たれる(あるいはプレイヤーまで恋に落ちるような)言葉が通常戦闘で出てくるのだ。恐るべし。
もちろん相手が違えば別のACTコマンドが出てきて違った展開を楽しめる。素晴らしい。

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クスッと笑えるような中ボスや、チャプター最後のボスの迫力も満点だ。

そしてラルセイがかわいい。殺意に満ちた世界だからなおさら、その優しさに心を打たれる。

ss.PNG

美しい平和主義、悪ガキにまで見せる慈愛。
無垢だけど力に屈しない、そう、チャプター1を締めくくるめっちゃ怖いボスの前ですら「私たちは引きません」と言ってのける芯の強さ。
美しい。こんな素敵な人に口説き文句を言われたらガチで恋に落ちてしまいそうだ。

 

製品版でもラルセイは変わらずに活躍してくれるだろうか。最後にクリスはソウルレスになったけど、ラルセイは闇墜ちしないよね? しないと言って頼む……

! ここから隠し要素のネタバレがあります !

 

 

難易度はいささか簡単に見えたが、チャプター1だからこんなものだろう。
それに隠し要素で高難易度の戦闘が味わえるようだから、そこにも期待している。
これを読んでいる方は隠し要素をこなしただろうか?
あの秘密の敵は歯ごたえがあって最高だった。
激しい弾幕、回復アイテムを使い切り、ラルセイの回復とクリスのACTでギリギリ耐えきって、達成感を得られた。
もしまだの方がいたら挑戦してみてほしい。あいつは何者なんだろう……?

 

まとめると、DELTARUNEのチャプター1はぶっ飛ぶほど楽しかった。
前作も良かったが、それ以上にすごい。
製品版に多大な期待を寄せて、そして「としょんか」のPCルームで作業するイヌことToby Foxが最高の仕事をしてくれることを祈って、このレビューを終わる。

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